予定価格事前公表の実施について

岩手中部水道企業団では、平成29年度に発生した官製談合事件の再発を防止し、入札制度のより一層の透明性、公平性を確保するため、平成30年度から令和２年度にかけて競争入札の公告又は指名の通知が行われた案件について、予定価格の事前公表の試行を実施しました。
予定価格を事前公表した結果、不正行為（職員による予定価格漏洩、予定価格に関する外部からの不当な働きかけ）の再発防止が達成されたほか、入札会が１回で終了及び入札不調の減少など、入札参加者や企業団の事務負担軽減等の効果がありました。また、予定価格事後公表と比較して、落札率の大幅な変化や品質の低下等の弊害は生じておりません。
以上のことから予定価格を事前公表することで大きな効果があったと判断し、令和３年度からは予定価格の事前公表を本格実施します。

記

１　予定価格の事前公表の対象
競争入札に付する建設工事、建設関連業務及び役務の提供。ただし、単価契約は除く。

２　予定価格の公表方法
予定価格は、消費税及び地方消費税相当額を控除した価格を公告又は指名通知に記載します。

３　予定価格を事前公表した入札の回数等
１回とします。また、予定価格を超える価格での入札は失格とします。

４　内訳書
今までと同様に建設工事及び建設関連業務は、入札書と併せて工事費（業務委託費）内訳書の提出が必要です。

岩手中部水道企業団予定価格事前公表に関する要領